猫もダイエットを始めると便秘になる!・・・こともあります。なぜ?
ダイエットでキャットフードの量が減ったことで、水分摂取量が減る
キャットフードの摂取量が減ると、同時に水分も余り取らなくなる猫もいます。ドライフードには10%以下しか水分が含まれていないので、水分の摂取量が減ると便秘になってしまいます。また食物繊維などが水分を吸収することで便が固まりやすくなり、便秘気味になることも考えられます。
便秘は思わぬ病気を招く原因になる
食事を制限したりダイエットフードを使うことで便秘になると、食欲低下、嘔吐、黄疸、巨大直腸症や腎臓病など、酷ければ色々な病気にかかる原因ともなります。ダイエットの前に大きな病気を引き起こさないよう、注意深い観察が必要です。
改善されない場合はウェットフードで水分補給を
ドライフードの量を減らしたことで水を飲まず、水分補給がうまく行えない場合にはウェットフードやセミモイストタイプのキャットフードで水分を摂取するように心がけてください。ウェットフードは60%、70%も水分を含んでいるため、食事自体が水分補給にもなります。ドライフードを水などで浸してあげたものを与えるのも水分補給にもなりますし、少しは膨れてお腹に溜まって感じます。
整腸サプリなどを使う前に、できるだけ便秘の原因を突き止めて
便秘の対処法として、整腸サプリや薬もありますが、ダイエットで便秘を起こして整腸サプリを使うようでは元も子もないので、ダイエット前は便秘ではなかったのであれば、原因の方を突き止めて改善した方がいいでしょう。
運動不足が便秘を招いているかも
キャットフードの給餌量を減らしたことでなんとなく猫の元気がなくなったり、ふてくされたりして、普段に比べて動く量が減っているかもしれません。適度に歩かせたり、階段の上り下りなどをさせることで便秘はあっという間に解消されることもあります。
食べている量が減ったから便秘に見えるだけかも
単純に食べている量が少ないからということも考えられます。今まで給餌量を多く与えていたとすれば、便の量や回数も多かったと予想できます。飼い主もそれが普通になっているため、給餌量を減らした時に、便の回数や量が減ったことで便秘になったと感じることもあります。当たり前のことなのですが、意外と気付けなかったりしますので是非覚えておいてください。