猫のダイエット

ダイエットのポイントは脂質!猫の内臓脂肪を落とす食事方法

動物病院で飼っている猫の健康診断を受けたら、先生に内臓脂肪が増えていて隠れ肥満になっていることを教えられ、「見た目は変わっていないのに…」と驚いている飼い主さんが増えているとのことです。猫は犬と違って散歩などの運動で消費カロリーを増やすことは難しいので、ダイエットは毎日の食事の内容を見直す方法が中心となります。そこでダイエットを成功させるための食事の見直し方法について紹介します。

ポイントになるのは「脂肪」と「穀物」

猫の内臓脂肪を落とすためのダイエットで中心となる、毎日の食事の内容を見直す方法でポイントとなるのは、食事に含まれる「脂肪」です。猫が肉や魚を中心とした食生活を送る肉食動物で、その身体が必要としている栄養素はたんぱく質や脂質、ミネラル、ビタミンなどが大切になってきます。その中でも脂質はエネルギーになりやすいこともあり、貴重なエネルギー源ですが、運動量が少なければ簡単に肥満の原因になってしまいます。

ダイエットフードは繊維質を増やしているが、含有量は10%程度までがおすすめ

ダイエットフードは消化吸収がほとんどできない穀物を多めに配合することで、腸内洗浄の効果や、栄養の吸収を緩やかにする効果をもらせていますが、いくら穀物がほとんど栄養にならないとはいえ、炭水化物は「食物繊維」と「糖質」からできています。全く吸収しないわけではない以上「炭水化物が多い食事を大量に摂取していれば摂取する糖質が多くなってしまう」ということです。

ダイエット用キャットフードを選ぶ時の基準

  • 繊維質は10%程度
  • 脂質は10%以下が理想
  • たんぱく質は30%程度

基本的には上記項目について気をつける必要がありますが、繊維質が多すぎると糖質摂取量も増えてしまうので、10%程度までで十分だと考えています。カロリーも制限したいところですが、カロリーはダイエットフードであっても、グレインフリーのような高たんぱく、高脂質のものであっても、概ね300kcalから400kcalの間にありますので、少ない方がいい程度の認識でいいと思います。ドライフードは固めるために油脂を使う必要があるのでどうしてもカロリーが多くなりがちだからです。

たんぱく質に関して

たんぱく質に関しては猫の筋肉量を増加、維持するために必要で、筋肉が増加することで太りにくい体を作ることができます。更に猫にとってはたんぱく質から多くの栄養素を摂取しているので、安易に減らすと体調を崩したり、栄養が足りなくなってしまいますので、急激な変化は避けましょう。

手作りする場合は野菜とフルーツを

手作りキャットフードでダイエット、内臓脂肪減少を目指したい!こんな場合には、どのような食材を使えば栄養のバランスを崩さず炭水化物を減らし、内臓脂肪を落とすことができるのかがポイントです。

大根、かぼちゃ、キャベツ、りんご、柿など

手作りの食事で内臓脂肪を落とす場合に紹介する方法が、炭水化物を減らす代わりに野菜やフルーツを利用することです。猫に食べさせることのできる野菜には大根やカボチャ、キャベツなど、果物にはりんごや柿があります。例えばカボチャにはカロチン、柿にはビタミンCといった栄養素が豊富に含まれています。空腹を感じにくくする食物繊維も摂取できるので、猫の食欲を満たしながら栄養のバランスを崩さないダイエットを行い、内臓脂肪を落とすことができます。もっとも与えすぎると下痢を起こすことなどがあるので、食べさせ過ぎないように注意して下さい。

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