猫のダイエット

猫にダイエットのストレスを感じさせない方法!ストレスを軽減するための仕組み作り。

「食事を我慢する」ことで発生するストレスは猫の心身に悪影響をおよぼしている可能性があります。猫のストレスを少しでも低減させるダイエット方法を確認し、健康な体を維持するように心がけてあげましょう。

ダイエットは運動で痩せられれば一番ストレスがない

室内飼育をされている猫が肥満になってしまう理由のひとつは「狭い室内で生活することによる運動不足」と考えられています。元々猫は自然の中で狩猟をして生きていました。厳しい環境でも生き延びていた猫ですが、のんびりと生活することが許されるようになると、脂肪を燃焼する機会に恵まれず、ふくよかになってしまう傾向にあるのです。しかも体重が増えてしまうと、自分の体が重いために動くことを拒否するようになってしまいます。結果、「動かないから太り、太ったから動かない」という悪い循環に陥ってしまいます。

ストレスをかけないために運動で痩せさせたい

こんな時は、まず体を動かすように仕向けましょう。ねこじゃらしやボールなど、狩猟本能をくすぐるアイテムを使うと猫も動きやすくなります。あるいは、キャットタワーなど上下への運動が可能な家具などを導入することもおすすめです。最初のうちは全く反応しないかもしれませんが、一日に五分でもいいので遊びの時間を作ることで、習慣化することでしょう。ただ、お腹が床につくほど太っていたり、老齢であったりする場合は、運動そのものを嫌うこともありますので、無理強いはしないようにしてください。

減らすのはキャットフードではなく体重と脂肪!

運動のみで痩せられなければ、食事と組み合わせます。ほとんどの場合が運動だけでは痩せられないと思います。そこで食事制限もすることになりますが、ダイエットのストレスの原因は「キャットフードを減らされること」です。まずは「総合栄養食」のキャットフードの中からダイエットフードを選び、キャットフードの量を減らさないようにしましょう。ただしダイエットキャットフードのほとんどは脂質を減らし、穀物を増やして食物繊維などを多めに設定しています。足りない栄養素などはフルーツなどを配合して補っています。しかし少なからず穀物の多いキャットフードは猫の内臓に負担をかけ、ストレスの原因のひとつになります。

ダイエットフードは一時的なものとして使用して

ダイエットフードをあげ続けることもストレスに繋がるので、ダイエットフードにしている間に「体重は何キログラムを目標とするのか」「その目標を達成するために、一日に摂取すべきカロリー量はどれくらいか」という目標を立てましょう。また、「これまではどの程度のキャットフードを摂取してきたのか、運動はどれくらいしているのか」といった情報も揃えておくことで、運動をメインに痩せるか、食事制限をメインに痩せるかを決めることができます。

ストレスを軽減するための仕組み

「運動をさせられる」「キャットフードを減らされる」と受動的なダイエットは全てストレスに繋がります。結局猫にとっては「されている」だけなので、自分から無意識にダイエットに向くような仕組みづくりをしてみてください。2階建て、3階建てなどであれば、ご飯は2階に置くようにしてもいいかもしれません。食べる為に階段の上り下りをすることになり、とても効果的です。

おもちゃの配置にも工夫を

ご飯までの間におもちゃなどを置いて、食べる前に遊びに気をそらせるのも効果的です。食べようと思ってご飯に近づいたら、おもちゃが目に入ってついつい遊んでしまった!なんてことになれば儲けものです。大好きな食べ物があれば、それを使ってしっかりと体を動かすきっかけ作りをしてあげるのもいいと思います。余りやりすぎると意地が悪くなるだけなので、きっかけ程度にしましょう。

愛猫や家の作りに合った方法があると思いますので、一度食事環境を見直してみるといいでしょう。

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